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【初心者必見】チェロの正しい保管方法を解説!~湿度と衝撃に気を付けよう~

こんにちは、チェロ奏者のヌビアです。

チェロを購入したばかりという人にとっては、どうやって保管すればいいか悩むかと思います。

 

・保管場所は?

・気を付けたほうがいいことは?

 

安い買い物ではありませんので、長く大切に使い方がほとんどだと思います。

今回はチェロの正しい保管方法と、

正しく保管するためにオススメなアイテムもあわせてご紹介します。

チェロの保管で気を付けたいこと

①湿度

チェロの保管において一番の敵は、湿度です。

チェロは木製ですので、湿度の変化によって本体のひび割れや、音が出なくなることにつながります。

 

適正な湿度は、(気温にもよりますが)およそ40%前後です

湿度が高すぎるのが最も楽器に悪く、かといって急激に乾燥させすぎるのもよくありません。

湿度が高いところから一気に乾燥させると、ひび割れの原因となります。

 

 

かつて僕は、目の前で楽器が縦に真っ二つになった瞬間を見ました。

弦を張ろうとしていた時だったのですが、まるでさけるチーズのようで、その時は恐怖で青ざめましたね。

窓際・地下室・その他、湿気がたまりやすい場所には要注意です。

 

②衝撃(特に首と背中)

続いて気を付けたいのは楽器にかかる衝撃です。

チェロは大きな楽器ですが、衝撃にはとても弱いです。

 

僕は今まで4台の楽器をメインで使ってきましたが

そのうち2台は衝撃で破損しています。1台は首が折れ、もう1台は側面にひびが入りました。

 

特に衝撃に弱いとされている部位は以下の2つ。

・首(ネック)

・背中(バック)

 


 

この2か所をいかに衝撃から守るか

チェロを長く利用するために重要になってきます。

 

③温度の変化

そして一応気を付けておきたいのは温度の変化です。

(極端な温度はよくないですが)高温・低温よりも、温度の「変化」に弱いです。

 

温度が変化すると、木材が膨張・収縮するため楽器に負担がかかり

また、それによって楽器のチューニングが大幅に狂い、その調整のためにさらに負担をかけることに。

 

なるべく部屋の温度を一定に保つか、

温度が一定になりやすい場所で保管することが必要です。

 

保管方法とおすすめグッズ

①湿度を低く保つ

湿度を低く保つためには、狭い部屋であれば除湿器を置くのが一番良いです。

それが難しければ、除湿効果のあるシートなどをケースの中に入れておくのが効果的。

 

Amazonで買うのも手軽でいいですし、楽器用の買い物を今後もしていくのであれば

サウンドハウスというサイトもおススメしています。

 

サウンドハウスだとポイントがたまりやすく、値段も安く手に入るときがあります。

一応おすすめの商品を、両方のリンクで載せておきますね。

 

②人の手の届かない安定した場所

衝撃については、例えば不意の拍子に倒れたり

お子さんがいる家庭では寝かせておくと子供に蹴飛ばされたり、という可能性があります。

 

一番安全なのはハードケースを購入すること。

ハードケースは湿度管理面からみてもとても理想的ですし、ソフトケースだと持ち運びは難しいですね。

 

予算の関係で現状ソフトケースで保管されている方は

絶対に人が通らないスペースを確保し、倒れないように寝かせて保管しましょう。

 


 

おすすめの定番ハードケースのリンクをこちらでご紹介します。

特にカルロジョルダーノは、初心者用として有名楽器メーカーでもあるのでおすすめです。

 

③日の当たる場所に置かない

日の当たる場所は日中と夜間で温度の変化が大きいため、なるべく避けるようにしましょう。

暗い場所で保管するのがおすすめですが、暗い場所は湿気もたまりやすいので注意です。

 

これは、たとえハードケースに収納していても

結局ケースの中で熱がこもってしまうので、ケースの差異は関係ありません。

 

さいごに

ここでは語っていないこととして、

移動の際の楽器の保管方法(しまい方)は少し変化してきます。

 

それはまた別記事で解説していきますのでそちらをご覧くださいね。

重要なことは、

湿度

衝撃

温度の変化

 

これらに十分に気を付けたうえで、どうぞ良いチェロライフを!

 


 

このブログではほかにも様々なチェロ情報を発信しているほか、

対面レッスン・オンラインレッスンについてもご案内しています。その様子もよければ覗いてみて下さい。

 

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