【ヌビログ】2020年の振り返り、伝えたいこと、そして次の年に向けて

どうもヌビアです。ブログの更新が止まっておりましてすみません!

新年からは更新頑張るぞ~~~っと。

 

それはそうと猶々寒くなってきましたね。時候を表す際の言葉として、僕は古風な言い回しが好きなのですが、

その中の一で、寒さに震える様子を「頤(おとがい)が落ちる」などと言います。

 

「頤」とは「あご」のことで、それが外れてしまうほど寒いという表現です。

「震える」と表現しない迂遠さに、日本の趣を感じます。

 


 

さて、2020年もあと僅か、今日はこの1年をゆっくり振り返っていきたいと思っております。

その中で、遠回りでも構いませんので、改めて自分のことも知ってもらえたらなと。

 

なので読み物として気軽に触れてください、これよりゆるゆると綴っていきます。

……饒舌になりすぎて、「頤が落ちない」程度に。

周り、そして自分

自分の中で今年1年を総括するなら「楽しかった/上手くいった」年でした。

より細かく表せば、「自分の中でポジティブな変化を受け入れられた」ということです。

 

情報が氾濫している現在、「数字」「評価」「知名度」「収入」……

多分に漏れず、僕もそんな様々なファクターに踊らされながら2020年を迎えました。

 


 

良き仲間に恵まれ、そのおかげで僕を取り巻く環境も大きく変わった2019年末。

それはポジティブな面では刺激・活力を、ネガティブな面では比較・葛藤をもたらしました。

 

あらゆる「繋がり」「社会」がどんどん可視化されていく流れで、

実際はそこが井の中とも知らず、「自分はなんて無力なんだろう」と日々蝕まれていきました。

 

 

タイムラインに流れてくる作品の数々、才能の数々、日々の数々。

「周りがこうしているから自分も」「かくあるべし」という圧力を勝手に感じてしまう毎日。

 

そんなものは周りに踊らされながら、その実ただ自分から逃げているだけ。

……そんな当たり前に気付けたことが、今年一番の成果でした。

 

 

周りはこんな考え方でやっている、こんなやり方で頑張っている、

こんな夢や目標があって進んでいる……素晴らしいことです。

 

……じゃあ自分は何をしたいのか?

自分が伝えたいものは何なのか、自分が目指すものは何なのか?

 

 

僕はチェロで「もっとポピュラーな」「まったく新しい」演奏を開拓したかった。

それに無我夢中で向かっていたつもりが、いつの間にか漂流して五里霧中に。

 

そこで僕はまず自分の弾く楽器の本質、「チェロとは何か」に立ち返ってみることにしたのです。

その中で「チェロはハイソサイエティ―なイメージを持たれている」という1つの視点に行きつきます。

 


 

 

僕は6歳からずっとチェロを触り、多くのクラシックを嗜む大人の前で演奏してきました。

幼い頃から多くの演奏機会に恵まれましたが、「チェロは親に弾かされているもの」という認識でした。

 

そうなると、いよいよ「チェロってどういう楽器なのか」を立ち返る必要がなかったのです、

だって僕はチェロが好きではなかったし、皆もチェロのことをよく知っているのですから。

 

 

ですが今は違う。ポピュラーで斬新な演奏をするためには、今までチェロをよく知らなかった人にも届けなくてはならない。

そのためには「聞いてくれる人の意識」に、僕の意識を揃えなければならない。

 


 

そして僕がとった行動は「チェロをとことんまで低俗にする」こと。

そしてそれは決して無理してやっていることではなく、心から僕が楽しんでやれていること、という前提が大切でした。

 

チェロで一発芸をする、少し下劣な内容を弾く、全身タイツを着て演奏する……

 

それらの動画を見て、僕の「本気の演奏」を知っている人からは

「そんなのはヌビアさんじゃない」「無理をしているに違いない」と数多く言われました。

 

 

……違います、それは僕です。

マジメな演奏も、中二病でカッコつけたい僕も、聞く人に寄り添うことも、ふざけたい自分も、全部まぎれもなくヌビア。

 

他が何と言おうと、他が何をしていようと、

自分が心から楽しいと思える表現のみを追求する。

 

そうして「自分は何をしたいのか」がはっきりしてからはあっという間でした。

流行の曲でも、自分が好きでない曲は無理して弾かなくなりました。

 

 

その代わり、「ファンにもっと向き合いたい」「かつ自分のチェロ・作編曲の能力をフル活用したい」と思い、

リクエストに24時間以内で全部応えるという、タイムアタック的な即興演奏を企画しました。

 

他にも、いわゆるMAD動画と呼ばれるものをカバーしたり、セリフや環境音を音程にして弾いたり

たまに「これはいい曲だな」と思ったものはマジメに弾いたり。

 

 

……もちろんその中で「僕は一般にいいとされている音楽があまり好きになれない」ことに悩んだりもして。

今までのように、流行の曲をどんどん弾いた方が知名度が上がるのかなと迷ったりもして。

 

でも、常に心にあったのは「僕が全力で音を楽しんでいる姿を見せたい」という軸でした。

その軸がぶれなかったおかげで、今年一年はとても気持ちよく演奏出来て、成長できた気がします。

 

そんな中で、いつものように何の気なしにあげた1つの動画がバズります。

 

この演奏を国内外のニュースで取り上げて頂いたり、YouTubeが収益化したり、

現在進行形で色々な話も進んでいたりと、本当に大きな出来事でした。

 

ですが、特にこの演奏にこだわることもありません。

通過点の中で1つの成果が出た、というくらいの認識です。

 

その後も僕は特に変わらず、マジメな演奏・ふざけた演奏・寄り添う演奏を続けられています。

そういう自分を振り返ってみた時に「ああ、いい意味で変わることができたな」と思いました。

 

コロナ禍直前、海外へ飛び出した

この1年で僕を変えてくれた出来事の中で大きなことと言えば、

2月、思い付きでマレーシアに1ヶ月滞在したことでしょうか。旅となると破天荒になります。

 

もともと海外旅行が好きなのですが、「自分の予想もしない世界を生で見ておきたい」という願望によるもの。

未だに足を伸ばせていなかったイスラーム・東南アジア圏へ踏み出せた瞬間でした。

 

カフェで打ち合わせをしながら「マレーシア行きてえなあ……今チケット取っちゃお!」という

なんとも「その場のノリ」で決めた旅でしたが、それが逆に良かった。

 

1ヶ月チェロから離れた生活を送り、まったく違う環境に身を置いたことで、

自分自身を見つめ直す大きなきっかけを得られたなと思います。

 

 

それにしても、一歩間違えたらコロナで帰ってこられないという、絶妙なタイミングでした。

この旅がなかったら、先ほどのような気付きも得られていなかったことは間違いありません。

 

この情勢が落ち着いたら、次は「第2の故郷ヨーロッパに帰りたい計画」も立てていますので。

課題:誰かを頼る、「好き」を恐れない

コロナで大変な思いをしているアーティストさんも多い中で、

幸いにも僕は、忙しくも充実した時間を過ごすことができました。

 

チェロ演奏の機会は減りましたが、それでもステージ・収録はありましたし

作曲に関しては1ヶ月に15~20曲ほどをコンスタントに作り続けていました。

 

同人では、ヨナオケイシさんとのCD企画『パラシトスシンドローム』がスタート。

「コテコテの厨二作品が作りたい」という原点回帰を目標にスタートさせた本作。

 

この作品は、ヨナオさんはもちろん、すさのをさん・エターナル14歳さんのご協力なしには作れなかったでしょう。

この後も語りますが、来年はもっといい形で創り上げられる気がします。

 

こちらについては、現在ボーカルに榊原ゆいさんを迎えた、CD最終作となる第3弾を製作中。

(※このブログを書きながら並行で、今必死にプロットを練り上げています……)

[blogcard url=https://34s.booth.pm/]

 

三味線とのユニット「3×4×S」では、様々な方のご協力で『ビッグブリッヂの死闘』の映像を完成させることができ

無事動画は40万再生を突破しました。iTunesチャートでもアルバムが日本1位・アメリカ3位にランクイン

 

反省点はありますが、ギリギリまで全力を出して向き合えた作品だったので、伸びてくれた時は本当に嬉しかった。

他にも、『日本東西烏賊祭-fEstiVVal-』では、自分の確かな進化を感じられた瞬間でした。

 


 

僕の背中にいつも在り、陰陽、光と影。

しゃみおさんと音楽の道を歩み始めて1年が経ち、色々な理解も深まりました。

 

 

彼はいうなれば「鏡」です。彼を見つめることが、自分を見つめることになり、

同じであり、真逆でもある。

 

一時期「彼のようにあらねばならない」と迷っていた時期があったことを彼に告白して

その後「僕は僕のやり方で良いんだ」ということを確認できたことも大きかったですね。

 

 

さて、今年露わになった問題は、僕自身が忙しくなりすぎてしまったことです。

ありがたいことなのですが、もっと余裕をもって音楽や、応援してくれる人に向き合いたい。

 

 

……でも僕は誰かを頼るのが苦手です。

誰かに頼んで変にされるくらいなら、お願いする手間も面倒だし、自分でやってしまおうと思ってしまう。

 

ただ、このままというわけにもいかないので、そこは少しずつ改めなければならないなと思っています。

3×4×Sについてだけでも、来年は誰かに助けを求めてみたいなと決めました

 


 

そして僕は年末、大きなことに気付かされました。

それは「もっと自分の『好き』を恐れず出していきたい」ということです。

 

 

僕は昔、とあるストーリー企画を動かしていました。

高校生の頃から一生懸命プロットを作って、3~4年くらい温め続けたものでした。

 

しかしそれは様々な経緯により頓挫、僕は借金を負わされ、企画はすべてなかったことになりました。

先日そのデータを古いPCから引っ張り出し、中のデータを開けてみた時……

 

 

 

 

……驚きました。一切の記憶がなかったのです。

主人公の設定、ヒロインの名前、曲の名前……すべて「他人が作ったもの」のように見えてしまった。

 

トラウマで記憶に蓋がされると聞いたことがあるけれど、こういうことなんだなと実感しました。

と同時に「ああ、僕は昔こんなに自分の作ったものを愛していたんだ」と気付いてしまい、涙を零していました。

 

 

 

思えばその頃から、好きなアニメ・好きな漫画・好きな音楽……というものが徐々になくなっていった気がします。

何かを心から好きになる行為そのものが怖くなってしまったのです。

 

何かを本気で好きになって、またそれがゼロになってしまったらどうしよう。

……もうそんな思いはしたくない。そうなるくらいなら、いっそ最初から冷めていた方が良い。

 

 

でもそんな気持ちを吹き飛ばしてくれたのは、これもまた僕の周りの人間でした。

その人が僕に見せてくれたのは、自分の好きなキャラクターをとことん愛して、作品を創り上げていく姿

 

誰が何と言おうと関係ない、これは私の物語だ―――

 

「何かを純粋に好きでいる」、そんな当たり前のようでとても難しいことを目の前で見せてもらいながら、

僕のトラウマは2年の時を経て今、少しずつ氷解していっているのです。

 

 

だから僕は、来年こそは、自分の作るものをもっと好きになること

そして願わくば自分の表現したい作品世界を創り上げること……

 

それをもう1つの課題にしたいなと思っています。

……これからの僕になら、それができる気がするから。

 

さいごに

……おっといけない、「頤が落ち」かけましたね。

この1年でたくさんの新しい方が僕を知ってくれました、ありがとうございます。

 

僕はチェロ奏者であり、作編曲家であり、作詞家、ブロガー、グルメライター、英語教師、NPO理事です。

僕はマジメに弾きたいし、中二病でカッコつけたいし、聞く人に寄り添いたいし、全力でふざけたい。

 

そのすべてが僕、ヌビアです。

ヌビアという看板を背負って僕は今ココに立っている。

 

 

迷走するし、遠回りするし、頑張りすぎて時にぶっ倒れることもあります。

上手くいかなくて悩むこともあるし、どうすればいいのか分からなくて泣いたりもする。

 

それでも立ち上がって、まだまだ走り続けられる。最高の仲間と、最高のファンに恵まれているから。

それは確固たる自信として心の中に趺坐しています。

 

音楽とは音を楽しむこと。それがこのヌビアという看板を支えるすべての軸です。

これからもどうぞよろしく、I wish you enjoy Happy New Year Days!!

 

ヌビア/Nubia

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