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【チェロ】スズキメソード第2巻「ロングロングアゴー」徹底解説!

皆さんこんにちは、ヌビアです。

本日はスズキメソード第2巻「ロングロングアゴー」を徹底解説していきます。

 

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概説

こちらはスズキメソード第1巻でも登場した曲のキーを変更したアレンジになっています。

A, D, G……と3つの弦を行き来するので、それをどれだけスムーズに行えるかがカギとなってきます。

 

また、ページ下にある「Variation 変奏曲」は1段難易度が上がるため、

弓の使い方をレベルアップさせるための楽曲としていい練習になると思います。

 

ポイント

移弦における弓の動きを最小限に!

今回の曲でまず1番重要なのは移弦の際に生じる弓の動きを最小限にすること。

「ドーードレミーーミファ……」となめらかに表現を作っていきたいので、音のつなぎ目が出来るだけ聞こえないようにしたいです。

 

移弦の際に弓の角度を大きくつけてしまうと、弦を移った時に接地のスムーズさがなくなり

また動作も大きくなって音がカクカクしてきてしまいます。

 

「なんだか綺麗な音にならないなー」という方はまず弓の使い方を見直してみましょう

 

【変奏曲】音の重要度に優劣をつける!

変奏曲は弓の使い方が細やかで、小手先の技術の難しさにあたふたしてしまいがちですが

まずはどの音を大事にするべきかの優先度をつけることが大切です。

 

上の画像でマークした「ソ」の音について、この音は重要度が高いでしょうか、低いでしょうか?

……答えは低いです。

 

この音は本来の原曲にはなかった音、つまり飾りの音符であり、これを弾かなくても曲として聴くことが出来ますよね?

「こんにちは」のアクセントは「んにちは」であり「こにちは」ではないですよね?

 

目立たせる音符があって、抑える音符があるからこそ全体が輝く。

「木を見て森を見ず」にならないように、この取捨選択こそが複雑な楽曲を上手に弾くための第1歩です。

 

【変奏曲】アップ弓の連続スタッカート

アップ弓のスタッカートは、腕の重みをかけて離す、かけて離すを繰り返すイメージです。

この辺りは実際のレッスンでないとイメージが伝わりづらいかもしれません。

 

コツは「弓を弦から離さないこと」「その上でかけた重さをしっかり抜くこと」です。

重さを抜くときに弓自体を持ち上げないよう注意してください、弓を持ち上げるのではなく重さを抜くイメージが重要です。

 

よくある質問

移弦を気を付けていますが、音が滑らかになりません
音のつなぎ目をゼロにしていくイメージを持って弓を使いましょう。
またテンポを落として練習し、移弦の時に「弦と弦をまたぐ音」を聞くようにしましょう。

 

【変奏曲】演奏すると、曲がどうしても重い印象になってしまいます
そもそもの弓幅を使いすぎていないか確認しましょう。
スタッカートやスラーに気を取られて、弓幅をたくさん使いすぎている可能性があります。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

難しい部分については実際のレッスン受講も含めて検討してみて下さい!良いチェロライフを!

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