チェロで美しい『レガート』を弾く方法【初心者用3点攻略!物足りない音からの脱却】

前に「美しいスタッカートを弾くコツ」という記事を書いたのですが、

正直なことを言うと、一定のラインを超えるとスタッカートって誰が弾いてても一般の耳には綺麗に聞こえるようになるんですよね。

 

ヨーヨーマだろうと、初めて1年の人だろうと。

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なぜなのか。それはよくよく考えると当然なのですが、

スタッカートって0.1秒くらいの長さの音なので、その短い音の中での違いなんて多くの人には分からないんですよね。

 

でもそれは同時に、恐ろしいことを意味します。

 

仮にあなたのスタッカートがヨーヨーマと同じくらいに聞こえるとしたら、

もっと長い音、つまりは誤魔化しがきかない音ではどうなるでしょう。

 

ヌビさん
……そう、とても目立つのです。

レガートとは

今回は長い音の代名詞、レガートの奏法について解説していきます。

 

そもそも、レガートの正しい定義とは
「連続する音を途切れさせることなく、なめらかに演奏すること」です。

 

長い音を美しく演奏することはもちろんなのですが、
チェロでは弓を絶対にアップ・ダウンさせなければならないので、いかにスムーズな音の連続を作れるかも重要です。

 

これは小話ですが、「打ち込み」と言うやり方でPCで作曲するときに
弦楽器の音色を選ぶときに大切なのが「レガート」のクオリティーをいかに再現できているか、という点なのです。
「レガート=弦楽器らしさの象徴」といっても過言ではないですね。

レガートを美しく演奏するコツ

①切れ目を作らない

まず1番に、レガートの定義通り「音の切れ目を作らない」ことが大切です。

 

僕は生徒さんに、よくこんな風に言います
チェロを弾くときは必ず「人間の声」に置き換えてみましょう

 

例えば「私の名前はヌビアです」という時に
「わ た し の な ま……」という風には発音しませんよね?
「わたしのなまえは/ /ぬびあです」となるはずです。

 

チェロも曲によって、切れ目を入れていい場所と、入れると変になる場所が存在します。
レガートの時には切れ目を入れずに「わたしのなまえは」と発音するようなイメージで演奏しましょう。

 

 

技術的なポイントとしては、弓を返すときに速度を等速に保ちながら止めないこと。
急に加速したり、ストップしてしまうと音が連続しないので、弓の速度に気を配りましょう。

 

ヌビさん

実際にしゃべっている呼吸感をイメージして、

それと自分の体(右手)を連動させていくことが1番の近道です

 

 

②左と右、阿吽(あうん)の呼吸

この時、ありがちな問題として
「左手と右手がうまく合わずに、音がずれた感じで聞こえる」ということがあります。

 

でも、よく考えてみればそうですよね、「切れ目をなくす」ようにしているので
「左手の指をどこで押さえる/離すのか」見失っても別におかしくありません。

 

弓の速度をうまく保てるようになってきたら、
それは「呼吸感のイメージ」「右手」がリンクし始めている証拠です。

 

そうしたら次は「右手」「左手」のタイミングを合わせる段階に移りましょう。
1個ずつリンクさせて解決していけば、最終的にすべての動作が連動します。
ヌビさん
慌てずに、1つずつ……!!

 

③強弱の波をつくる

さあ、ここまでの動作が完了した方は、
ぜひそれらの動作を思い出しながら弾いてみましょう!どうですか?美しいレガートになりましたか?

 

 

……なりませんよね。
……ええ、ならないんです。

 

 

だって今はあくまで「音が連続してつながっている」だけの状態なので
文字で表現するなら「ワタシノナマエハ、ヌビアデス」となっています。

つまり、何の抑揚もなく、とても平坦なロボットの声。

ここから美しい音にするために、「人間らしさ」をつけてあげたいのです。

 

この段階は、極めれば極めるほどいくらでも追及できる領域ですので、
ここでは、ちょっとの工夫できれいに聞こえやすくなる、簡単に抑揚をつける方法をご紹介。

 

それは音符に従って強弱をつける方法です。

 

上の楽譜をご覧ください。音符の高低差(上がったり下がったりする方向)を見てみましょう。
→→↓↑ ↑→→ →→↓↑ →

 

これに従ってそのまま強弱をつけるのです。
つまり、音が下に行く時は音量を下げ、音が上に行く時は音量を上げる。

 

……これをするだけで一気に表情が出てきませんか?

 

※ただし、いくらでも例外が存在しますので不自然に聞こえたらやめましょう。
あくまで抑揚のつけ方の導入として、参考にしてください。

この3段階を経験した人へ

さて、これで今までよりもだいぶ美しい音に近づいたのではないでしょうか。
しかしこのレガート、追求しようと思えば10年でも20年でも追求できます。

 

正直、キリがありませんし、文字や動画で表現できる解説にも限度があります。
あえてさらに次のステップを記すとするならば

尻上がりにならない

ビブラートの緩急

 

というプラスアルファが発生します。
それについては別の記事で解説していきますが、基本的にはこの3点をマスターするのが大変難しい上に、時間がかかります。

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独学では厳しい部分もあるため、レッスンの受講をオススメしています。
もしよろしければレッスンの雰囲気だけでものぞいてみてください。
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