【重要】チェロ教室の初心者グループレッスンは絶対にダメ~お金で買えない価値のはなし~

こんにちは、チェロ奏者のヌビアです。

 

これからチェロ教室に通おうかと考えている人の中には、

個人レッスングループレッスンの受講かで迷われている方も多いと思います。

 

最初に結論を言いましょう、初心者ほどグループレッスンはオススメできません。

その理由をこれから詳しく解説します。

 

成長速度は人それぞれ

楽器というのは、特に成長速度に個人差のある分野です。

運動神経と同じように、残念ながら生まれながらの得意不得意も存在します。

 

そしてチェロは、習い事として一般的なピアノなどと比べて

手元だけではなく体全身の使い方をマスターしなければならず、難易度が上がります。

これは僕自身、3歳からピアノをやりながら6歳の時にチェロに乗り換えた経験を基にもしています。

 

 

これまで30人以上、年齢性別も異なる、様々な方の指導を行ってきましたが

右手の力が抜けない人、左手が押さえられない人、力任せだが音はすぐ弾ける人、すぐに弾けるようになる人……

本当に十人十色です。それらをひとまとめにして教えて、本当に身につくのでしょうか。

 


 

もちろん例外も存在します、たとえば「合奏」「オーケストラ」などの

団体で演奏することを目的とした演習です。これは全員で合わせる練習、という意味も兼ねているからです。

 

しかし、自分個人の練習をしたい人、初心者の方でこれからチェロの弾き方を覚えたいという人

絶対に4人以上の大人数グループレッスンから始めてはいけません。

 

グループレッスンのほうが金額が安いかもしれません。ですがそれは安物買いの銭失いとなるのです、やめましょう。

 

自分に合った指導が受けられない

グループレッスンの弊害をさらに細かく解説すると

「ここが弾けない」となったときに適切な指導を受けられない可能性、というものがあります。

 


 

たとえば、あなたが「小指をうまく押さえられない」という悩みを持っていたとして

それを次のレッスンで解決したい、と考えていたとします。

 

 

しかし、あなたが参加する4人のグループレッスンでは、

ほかの3人は「小指は問題ない、右手に力が入ってしまう」と考えています。

 

そうすると先生としては、より高い満足度を目指すために「多数決制」を採用

結果として右手の指導に時間を割くことになります。

これは教室を運営する側からすれば当然の判断だといえます、これがグループレッスンの問題点です。
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例外として、初心者ではなく音楽高校・音大レベル以上の人を対象にしたグループレッスンは違います。

この場合は、生徒全員にある程度の技術が保証されており、ほかの人を指導している内容さえも自身のためになる可能性があるからです。

 

 

また、2人同時並行のレッスンも例外です(あまりおススメはしませんが3人も)

これは実際に学習塾などでも取られている手法で、まず片方を教えて改善すべき課題を提示します。

そしてそれを練習させている間にもう1人を教えます。

 

これによって「もう1人一緒に学んでいる」という環境が、常に適度な緊張感を保たせてくれ、

かつその場で練習と指導をスイッチさせることで、時間も無駄にならず効率的です。

 

もちろん個人指導には勝てない部分もありますが、

生徒にとってもこれはよい指導方法といえる範囲だと思います。

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他人と比較されてしまう

今まで取り上げてきたグループレッスンの弊害によって

生徒にとってはもっと良くない事態が発生してしまう可能性があります。

 

それはいじめ(精神的ストレス)です。

 


 

先日、YAHOO!知恵袋にこんな記事を見つけました。

とても悲しい気持ちになりました、そして同時に、やっぱりなという気持ちにもなりました。

社会人2年目で、2ヶ月前から趣味でチェロを始めました.

練習は週1回初心者数人でおこなっているのですが、自分だけ上手くなれずに悩んでいます.

憧れて始めたチェロを次の練習までに少しでも上手くなろうと仕事が終って帰宅してから寝るまで毎日練習をしているのですが、全く上手くならず練習では先生に注意され周りには嘲笑されます.

あれだけ好きで憧れたチェロが嫌いになりそうです.

どうしたら、上手くなるのでしょう?

それとも才能がない人間は辞めたほうがいいのでしょうか?
引用|https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14130640509?fr=search_rss

 

 

これは実際に私も目撃してきたことがある例で、学校・職場などでのいじめ問題も

周りに自分と比較する対象が存在することによって発生するのです。

 

もちろん、自分の趣味で気の合う仲間が見つかれば、意気投合してより刺激を高めあうこともできるかもしれません。

しかし楽器「練習」の場合は総じて、能力を高めるのは自分といかに向き合えるかです。

勉強を友だちとやって、教えあいながら……というのが難しいのが楽器です。

 


 

実際、僕は友達が多いほうです。年代問わず気の合う仲間や友達がたくさんいます。

しかし楽器の練習については、どんなプロに聞いても同じ返答が返ってくるはずです。

自分の能力を向上させるには、1人でどれだけ集中して練習できるかどうかだ、と。

 

同じ楽器を弾く友達はいても、バンドでも組まなければ一緒に練習する仲間は1人もいません。

 

 

「いや、私はあくまで趣味だから楽しいほうが……」と考える人もいるかもしれませんが、

今まで述べてきた理由からもわかる通り、周りとのズレを感じて肩身が狭くなる&

進度の遅い相手にイライラする可能性があるくらいなら、良いことが0なのでやめておいたほうがいいです。

 

さいごに

 

大切なの事なのでもう1度言います、

初心者のグループレッスンはやめましょう。

「誰かと一緒に始めれば、楽しいよ!」という宣伝文句は、教室側にまとまったお金が入ってくる以外のメリットがありません。

 

僕も自身のチェロ教室では、以下の3つしか開講していません。

・個人でのマンツーマンレッスン

・生徒2・先生1のレッスン

・(団体向け)合奏レッスン

これは生徒さんに「楽しく楽器を演奏する喜び」を知ってもらうためなのと
「自分の弾きたい目標へ、最速で到達するため」でもあります。
ぜひこれから学びたい人や、チェロの練習が楽しくなくて……という人は
今回の記事を参考に、学ぶ場所を検討しなおしてみて下さい。

また、僕のチェロ教室では対面レッスン・オンラインレッスンや、出張レッスンを行っているので、その様子も覗いてみて下さいね。
レッスン風景の動画などもここにあります、それでは!
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