はじめまして、ヌビさんです。
チェロ奏者(チェリスト)、作曲家、作詞家として生活しています
好きな食べものはラーメン、趣味はプロレス観戦と旅行です
ここでは「チェロって、興味があるけどよくわからない」「これからチェロを始めたい」「そもそも、チェロってなに?」というすべての人のために、
これからチェロに触れる人にもわかりやすく説明していきます。
目次
チェロってどんな楽器?
チェロは「人間の声に一番近い楽器」とも言われ、豊かな低音からかなりの高音まで、はば広く出すことができます
メロディーも弾けるし、伴奏もできる!バンドで言えば、ベースにも、ギターにも、ボーカルにもなれる!
ジャンルを問わずに活躍していて、ポップスやロック、メタル、EDM、アニメ・ゲーム・舞台音楽にもずいぶん使われるようになってきました。
しかし!いまだに「ヴァイオリンのでかいやつでしょ?」「吹奏楽で立って弾いてるやつでしょ?(それコントラバス!)」と言われたりします
これを言われるたびに「まだマイナー楽器なんだ」と実感させられる!つらい
チェロを始めるメリット
①まだ演奏者人口が多くないので目立てる
街中でこんなケースを背負った人を見たことはありませんか?
これ、実はチェロなんです!ただ、ギター、ヴァイオリンなど、他の持ち歩ける楽器に比べてまだまだ見かける頻度は少ないですし、
何の楽器なのか(そもそもあれは楽器なのか)よく分からなかったという人も多いですよね……
私は子どもに「ボウリングのピンを背負った人がいるー!」と言われました(笑)
ですが言い換えれば、「競合相手が少ない楽器」とも言えます!
習い事として、趣味として、他の人とは一風変わったものとして注目を集めることができるでしょう
②持ち運びができる
なにか楽器を始める、となった時に大切なのは「持ち運びができるか」という要素です
……これ、実はけっこう大事で。
……これ、実はけっこう大事で。
例えばピアノって、ピアノがないところだと演奏できないですよね?
キーボードを持ち運べば演奏できますが、やはりそれだと「生演奏を発表したい」という目的のためには限界が……
ですがチェロはいつでもだれでも、どこへでも持ち運ぶことができます!
コンサートホールはもちろん、ライブハウスでも、セッションバーでも、ライブハウスでだって演奏できる!
まあ、大きさゆえに、運ぶ時にちょっとした苦労話はちょこちょこあるのですが!
③どんなシーンでも使える
そう、チェロはどこへでも持ち運びができるので、いろいろなシーンで活躍の可能性を秘めています!
最近になって、チェロはクラシックにとどまらず多くのジャンルで注目され、チェロを取り入れた冒険的な楽曲も増えてきました
ゲーム音楽にロックミュージック……詳しくは以下の関連記事をご覧ください
④将来の仕事につながりやすい
このように、まだまだマイナー楽器ながら注目を集め始めているチェロなんです
その盛況ぶりとさらなるチェロの魅力をお伝えするため、
筆者は音楽制作業界の大ベテランにインタビューを敢行中!そしてチェロの最新事情についても常に調査しています
ぜひ今後も業界最前線、生の声を見てほしい!
ぜひ今後も業界最前線、生の声を見てほしい!
デビュー30周年の大作曲家●●氏に聞く!チェロという楽器の魅力とは?(鋭意準備中)
チェロを始めるデメリット
①楽器一式を買うお金がかかる
チェロを始める一番の抵抗は、楽器本体の値段だと思います
楽器店で楽器を買おうとして表示を見ると、まさにピンキリ、100万円以上のものまであります……!
さらに、ケース・弓・松やに・予備の弦・関連小物など、揃えなければいけないものは意外と多い!
出来るだけリーズナブルに、かついい楽器を選ぶにはどうすればいいのでしょうか
②練習する場所が必要
チェロはかなり大きな音が出ます
そしてさらに、チェロは床にピンを刺して演奏するため、音が床や壁に直で伝わり、周りにかなり演奏の音が聞こえてしまいます。
集合住宅でのチェロの練習は難しいかもしれません
ですが、サイレントチェロを導入する方法や、チェロを演奏できる場所を探すなど、工夫次第で柔軟に練習することができます
③独学で上達しにくい
ピアノのレッスンと同じで、一定以上のレベルになるにはやはり専門の先生に教わることが1番ですが、
それ以前にチェロは独学で上達しにくい楽器の1つでもあります
チェロは「1mm単位の指のずれで音程が変わる」繊細な扱いが必要な楽器なのです
さらに音程を変える左手と、音を出す右手で、全く違う操作をしなければいけないこともチェロの難しいポイントの1つ。
自分1人で練習しようとしても、なかなか最初は全てに意識が回らない……
私も最初はぜんぜん左手が押さえられなくて、幼い時にかなり苦労した思い出が……
それらの感覚をつかみ、手っ取り早く上手になるためには、
先生に教わることが1番の早道で、結果的に1番コスパが良いのです!
④演奏する場所がない
せっかく練習しても、チェロの演奏場所を見つけられない……と悩む人は多いです
たとえば高校や大学でチェロを始めても、そのあと辞めてしまう人の中には「練習しても弾く機会がないし……」という方も少なくないようです
そして何より、チェロが上達する1番の近道は「人前で弾く経験」「緊張を乗り越えた先の達成感」なのです!
そこで、チェロを演奏する機会はどうすれば見つかるのか、それをご案内しましょう!
主役にも壁の花にもなれる、それがチェロ
チェロの楽しみ方は無限大です
どんなジャンルにも合うし、どんな立ち位置にもなれる。
伴奏として脇役(ここでは「壁の花」とよびます)にもなれるし、メロディーを弾いて主役にもなれる
だからこそ、あなただけのチェロの音色を奏でてほしいんです
チェロを始めるにまで至らなくても、1人でも多くの人がこれを読んでチェロに興味を持ってくれたらいいな、と
宮沢賢治の作に登場する「セロ弾きのゴーシュ」は、下手だと馬鹿にされながらもチェロで動物たちに演奏を披露しました。
そこにはたしかに、純粋にチェロと音楽を楽しむ姿がありました。
1人でもそんな人が増えたらいいなと思い、そんな気持ちでこのブログを書き始めました
参考になればこの上ない喜びです!
管理人:ヌビさん